ソウルライクゲームといえば、すっかりゲーム業界の花形のようになりましたね。
ソウルライクゲームはフロムソフトウェアが普及させたジャンルです。
ダークな世界観。
高難易度なゲーム難易度。
何度もゲームオーバーになりながらクリアしていくスタイル。
アクションゲーム。
これらの要素を持つゲームがソウルライクと理解されますが、その原点となっているのはダークソウル1です。
今回はダークソウル1について語っていきたいと思います(ちなみに筆者はクリア済みです)。
ダークソウル1の特徴とは?
ダークソウル1とはソウルライクの始祖とも呼べるゲームです(デモンズソウルが始祖とされることもあります)。
主に以下の要素を持つゲームです。
1:エリアやボスの難易度が高く、何度もゲームオーバーになりながらクリアする形式のゲーム
2:難解なストーリー
3:ダークファンタジーな世界観とアートワーク
本作の一番の特徴はやはり「高難易度のゲーム」であることでしょう。
ボスどころか雑魚ですら火力が高く、2~3発ぐらい食らったら、あっという間にHPがゼロになります。
初見プレイで一度もゲームオーバーになることなくクリアできたのならば、もはや天才といってもいいと思うぐらいです。
とはいえ絶対にクリアできないと思うほど理不尽な難易度というわけでもなく、ちゃんと根気よくプレイすればクリアできるような、絶妙な難しさを実現しています。
ソウルライクの完成形とされるダクソ3などと比べると粗削りな部分が目立つものの、10年以上も前のゲームでありながら、現在プレイしてもちゃんと面白いといえる要素がふんだんに盛り込まれており、紛うことなき名作といえるでしょう。
ボスも雑魚も強い。でも面白い
このゲームは雑魚モンスターの火力が普通に高いです。
気を抜いたら敵に囲まれてボコボコにされてしまいますので、ステージの攻略においては、強行突破のようなゴリ押しではなく、1体1体、敵を処理していくような丁寧さが求められます。
そして高難易度なゲームというだけあってボスも強いです。
適当にボタン連打をしていればクリアできるというものではなく、ちゃんと敵の攻撃パターンを覚えて、攻撃すべきときに攻撃し、回避すべきときに回避するようなプレイヤースキルが求められます。
ただしボスの攻撃パターンはそれほど多くはなく、何度かリトライすれば見切ることができるものです。
あまりにボスが強すぎてクリア不可能という状態になることは、おそらく無いと思います。
この難易度の調整が絶妙というか、ほどよく難しく、ほどよく簡単という感じが、本作の魅力だと思います。
あと、絶妙にステージクリアができなかったりするので、ついついやり込んじゃうんですよね。
「こんなのどうやって倒すの」と思って、いったんゲームを投げてしまっても、数十分後にはまたゲームを起動してしまっている自分がいたりします。
ストーリーは難解でよくわからないけど……
ストーリーは正直、よくわからないです(笑)
プレイ中にストーリーを把握できる人って、いないんじゃないでしょうか?
しかし考察班のみなさんがストーリーの考察や解説をネットに書いてくれているので、クリアしたあとにそれらの読むことで、ゲームがより好きになります。
プレイ中には「自分が何の目的で、何をしているのか?」がよくわからないのですが、解説を読むと「ああ、そうだったのか」とスッキリします。
しかもなかなかストーリーがよくできているので、クリアしたあとにはぜひ解説を読むことをオススメします。
Steamの評価
steamの評価ではダクソ1は好評90%前後をマークしています。
steamで90%を取れるゲームは、だいたい神ゲーと呼ばれていることが多いです。
(参考までにいうとモンハンワールドやグラブルリリンク、ニーアオートマタなどがこの評価帯にいます)
気になった点
素晴らしい名作であると感じる一方、気になるポイントも存在します。
たとえばセーブポイントである篝火が、やたらボス部屋から遠いこと。
ボスに負けてリトライするときには、この篝火まで戻されるので、また篝火からボス部屋までマラソンしなければなりません。
これがなかなか大変で、ショートカットを利用してもボス部屋まで1分以上もかかることもあります。
この仕様は不満の声が多かったのか、フロムの宮崎社長も反省したとして、セキロやエルデンリングなどの最近のフロムゲーでは「ボス部屋の手前にセーブポイントを設置する」という仕様に変わっています。
なので最近のフロムゲーは、その点では快適なんですよね。
ただしダクソに関しては1~3まで基本的にボス部屋から篝火の位置は遠いです。
これを許せるかどうかでゲームの評価が大きく変わるかと思います。
総評
ダークソウル1は多少気になる点はあるし、粗削りではあるものの、全体としてはやはり名作といえるクオリティのゲームです。
興味がある方はぜひダクソ1を買ってみてほしいですね。