Unityでゲーム制作をするにあたって、どれぐらいのスペックのパソコンが必要なのか気になりますよね。
今回は、必要なスペックと、最低限必要なスペックについてそれぞれ解説していきます。
1. Unityでのゲーム制作に必要な基本スペック
- CPU(中央演算装置)
Unityで作業するときは、たくさんの処理を同時に行えるCPUが必要です。CPUにおける代表格はIntel CoreもしくはRyzenです。快適にUnity制作をしたいのならばIntel Core i7のなかでも13000台、14000台のCPUが欲しいところですね。Core i9ならばもっと快適に動かせますが、40万円ぐらいのゲーミングPCを買うことになるので財布に厳しくなってきます。Core i7 13000台であれば25万~35万ぐらいで買えるし、Unity制作をするには十分なスペックなので、この価格帯のパソコンを狙うといいでしょう。Ryzenの場合は7000番台を狙うといいと思います(7700、7800X3Dなど)。 - GPU(グラフィックボード)
ゲームの解像度をつかさどる部品です。リアルな映像や効果を出すためには、高性能なグラフィックボードが搭載されていなければいけません。基本的にグラボはRTXやRadeonのどちらかを選んでおけば間違いないでしょう。- NVIDIA RTXシリーズの場合は、RTX4070、4080、4090など
- AMD Radeon RXシリーズの場合は、7000番台がおすすめ。
- 注意点:NVIDIA RTXシリーズは現在、ブラックスクリーン問題というものに悩まされています。これが心配な方はRadeonを購入するのが無難かと思います。
- メモリ・ストレージ
作業に使うデータを一時保存する場所です。メモリが高いと作業がサクサク進み、データの読み込みが速くなります。- メモリ:少なくとも16GB、できれば32GBが欲しいところ
2.Unityゲーム制作における最低限のスペックは?
1. CPU(中央演算装置)
Intel Core i5シリーズ
Unityエディタの基本操作や小規模なプロジェクトであれば、Core i5-10400やCore i5-11400などが最低限の処理能力を提供します。
2. GPU(グラフィックボード)
NVIDIA GTX/RTXエントリーモデル:
Unityの基本的な3Dレンダリングやライト表現であれば、DirectX 11に対応しているGPUで十分です。
例えば、NVIDIA GTX 1050 Tiやそれに近い性能のGPUでも動作は可能です。
Radeonで最低限のスペックでUnityゲーム制作を行いたい場合は、AMD Radeon RX 560 / RX 550などが選択肢になってきます。
3. メモリ
- 最低スペック:
- 8GB以上
- 解説:
8GBあれば軽いプロジェクトや個人での学習用途には対応できますが、複数のツールや大規模なプロジェクトの場合は16GB以上の環境が望ましいです。
まとめ
最低スペックでもUnityは動作しますが、実際の開発で快適に作業するには、上記よりも性能に余裕のある環境(たとえばCPUはクアッドコア以上、メモリは16GB以上、SSD搭載、DirectX 11対応以上のGPU)を目指すことをおすすめします。
これらの目安は、Unityの軽量なプロジェクトだけでなく、将来的な機能追加や大規模プロジェクトにも対応できるようにするためのものです。